もともと外で飼われていた猫だった
トラさんは、もともと別の家で飼われていた猫で、飼い主の方が亡くなって義母が外で面倒をみるようになった猫です。
その義母まで亡くなってしまったので、私たち夫婦がこの家に来てトラさんの面倒を見ることに。それが6年ほど前
彼女は立派な外猫でした。(外に大工さんに作ってもらった猫小屋(?)があったが)
若き日のトラ。今とは別ニャンのようにほっそり!
食事場所は家の裏にありました。トイレも外で(近所の家の庭??)でしてたようです。
でも、ここはのどかな住宅地とはいえ、それなりに都会。家の前の道路は車が走っています。トラックが通ることもあります。
少し体が小さいので近所の体の大きい野良猫たちに餌を取られることもしばしば。(NPOの人たちが頑張っているからか、最近は野良猫はあまり見かけなくなりました。)
何より、どこでトイレをしているか分からないのは近所迷惑だし、健康面も不安です。
とにかくまずは猫を家に入れることを考えました。
少しずつ家の中に慣らす
まずは家に入れることから始めました。人馴れしてる猫で、家の中に入りたいという欲求はあったのか、呼べばすぐに中に入ってきて、家にはすぐ馴染みました。
餌と水は家の中に入れ、猫トイレやキャットタワーを用意。
すぐに家の中でくつろぐようになったトラさん。まだ外に出るので心配だから首輪もつけたが特に嫌がることもありませんでした。
とりあえず、しばらくは出たり入ったりという、家と外で飼う感じになりました。
トイレを使ってくれない
家には慣れたけど、気になったのはなかなかトイレを使ってくれないこと。
抱いてトイレにのせてみたりしてたのですが、使ってくれる気配がありません。
↓仕方ないからこんなのを買って、猫砂の上にかけてみました。
新品価格 |
効果があったのか微妙な感じですが。最初のうちはかけてみても全く無視。
しかし、自分の匂いが徐々についてきたのか、我慢出来なかったのか、数週間後おしっこをするように!
でも、ウ◯チは全くしない。やっぱり、トイレは外の決まっているところでしてたようです。
夜中や明け方に外に出たがる
少しずつ家の中にいる時間は増えていったのですが、やはり夜に外に出すのは不安です。
しかし、夜行性の習性なんでしょう。昼間は家で寝てるのですが、夜になると外に出たがって大騒ぎ。
裏の勝手口のドアをガリガリして、「出るーにゃー 出るーにゃー」 とすごい声で鳴くので、何度か根負けしてしまいました。
忍耐強く外に出さないことが大事
しかし、外に出していては、いつまでもたっても家猫にはなれません。
我慢しなければと、1ヶ月過ぎた頃から外に出たがる猫と根比べ状態になりました。
多少寝不足状態になっていたけど、仕方ありません。
明け方騒いだら、別の部屋に連れて行って落ち着かせたり。
そのうち猫も諦めてくるようになった気がします。
完全に中でトイレをするようになったら落ち着いた
大きな変化は、家の中のトイレでウ◯チをするようになったこと!
外に出たがる原因はやはりトイレだったようです。
3ヶ月くらい目では、多少出たがることはありましたが、前ほど騒がなくなり、すっかり落ち着きました。
落ち着いたらやはり家の中の方がトラさんも安心だったようです。
何回か脱走したこともありましたが、すぐに家に戻ってきましたし。
家に入れてから、1年くらいで歯周病も見つかったし、便秘気味な状態から腎不全も早めに分かったし、完全室内外にして良かったと思います。
年をとったらドアが開いていても外に出なくなった
今では年をとって、外には全く興味を示さなくなりました。
ドアを開けっ放しにしていても、外に行こうともしなくなりました。窓から外は見てはいるんですけどね。
もともと室内飼いに向いている性格だったのもあると思いますが、忍耐と根性があれば、猫を完全室内飼いには出来ると思います。
今では快適に室内ライフを楽しんでくれているようです。