耐震リフォームが大変だった

耐震リフォームをすることになったのだが

区から結構補助金が出るからということで、リフォームのついでに耐震工事もやってしまおうということになり、昨年のメインはこちらに。

ちなみに東京都の場合、区によって助成される内容はかなり違ってくるみたいです。

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まずは無料耐震診断というのをやらなければならないのですが、うちは10年くらい前(?)に亡くなった義両親がやっていたらしく、これはカット。

そんな古いデータでも大丈夫なのか?ってびっくりしましたが、まあ家の構造を補強するので構造自体は変わってないですしね。

そして、耐震の構造計算をする設計士さんというのがやってきて、どうやって耐震補強するかという図面を書きます。

が、この設計士さんにリフォーム全体の設計を頼んでいるわけでなく、この壁壊して広く使いたいと思っているようなところに、耐震壁をいれる設計にしてしまい。

今の段階では迷っているけど将来的に壊したいところまでに壁を入れられたら困ります。

てことで、なんかいろいろもめて、結局工事に取り掛かるまでに1年以上かかってしまいました^^;

リフォームの際に壁を壊して間取りを変えたいなどの希望がある場合は、耐震設計とリフォームプランを込みでやってくれるところに頼んだ方が無駄な時間はかからないかと思います。

補助金の申請も結構大変

普通のリフォームと違って、工事に取り掛かる前に役所に申請しなきゃいけないのも大変でした。

工務店側からの耐震プラン、見積書などが必要。設計士の証明書も必要。家の登記簿の写しも必要でした。他にもいろいろ書類があって印鑑をたくさん押して、やっと申請段階に。

これで審査が通ればやっと工事かとほっとしていたら、役所の方からクレームが。

古い家ですから、壁が通路ギリギリまであるのですよね。で、そこにお風呂の出窓があって、その目隠しの柵が通路に飛び出しているから取ってくれと。

後、2〜3箇所同じような感じで言われました。お風呂の出窓は邪魔だから将来的に直したいのですが、今回はそこまでやっている余裕はないので、言われるままに目隠し柵を取り、内側からカーテンをつけました。

で、クレームついたところは全部取って、役所からOK出たのが3週間後くらい?その後やっと耐震工事が始まりました。

耐震壁をいれるのが大変

うちは基礎はしっかりしていたみたいなので、工事のほとんどは耐震壁というのを入れて構造を補強するのですが。

補強する壁の数が多いので、結構な量に。

↓こんなのを入れていった。

大工さんが既存の壁を解体しなからやっていくので大変です。

20枚くらいの壁が一度に来たので、普段猫がくつろいでいた部屋が資材置き場になってしまいました。

こっちの部屋が終わったら次の部屋という順番にやっていくので、しばらく落ち着かず結構なストレス。

しかも最初に計画していた場所の何ヶ所かは床に基礎がないなどで耐震壁入れられないということが壊してから判明し、壊したところをまた壁でとじるといことを何回かやってました。

古い家だから図面もないし、解体しないと分からないことも多いですからね。

構造計算やり直しかたらと設計士さんから追加料金も請求されるし、なんだかなという。

そんなこんなで2ヶ月近くかかって耐震工事が終わり。助成金の関係で他のリフォームはトイレくらいで耐震工事を先にやったので、大変だった割にはリフォームした気分にならず、ストレスがたまっただけになりました。

本当に地震に強くなったのか?

こればかりは地震が来て見なければ分かりません。震度6強くらいで家に押しつぶされて死ぬようなことがないレベルになっていればOKかと。

ただ、1階にいると前より地震に気づかないことが多くなったような気がします。地震が来ても横に揺れるより振動しているような感じ?気のせいかもしれませんが。

後、どこに耐震壁が入っているのか分かっているので、大きい地震が来たときにどこに行けば安全か分かるという利点はあると思います。

家にいるときに地震が来たら、猫を抱いて耐震壁で囲まれているところに入り込もうと考えています。

地震に備えるには大きな家具を置かないようにする方がいいかも

家が崩れることを考える以前に、本棚などの大きい家具に押しつぶされないように家具を減らした方がいいのではないかと考えるようになりました。

リフォームを機会に居室、寝室、仕事部屋には自分の身長より高い家具は置かないことにしました。本は本部屋を作ってそこに全部収納。処分できなかった食器棚は耐震壁がある所に置きました。

家に動線に余計な物を出来るだけ置かないですっきりさせることも大事なんだろうなと。いろいろな物が落ちて来て、家の中で通れなくなってしまったら避難するのも大変になります。

リフォームは地震などの災害に対して、家をどう作っていくか考えるいい機会になったのではないかと思っています。

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